Minoh Beer Stout、World Beer Cup 2025で金賞
大阪府箕面(みのお)市の箕面ビールがつくる「Minoh Beer Stout(箕面ビール スタウト)」が、World Beer Cup 2025で最高位のGold=金賞に選ばれました。箕面ビールによれば、受賞者の発表があったのは日本時間の2025年5月2日。表彰式の会場は、アメリカ・インディアナポリスのインディアナ・コンベンションセンターでした。同じ大会では「Minoh Beer Pilsner(ピルスナー)」もBronze=銅賞に選ばれています。
World Beer Cupは、アメリカのBrewers Association(ブルワーズ・アソシエーション)が主催する、世界最大級のビールの品評会です。2025年は49か国から8,375点が出品され、送り出した造り手は1,761。37か国から集まった265人の審査員が、7日間14回のセッションに分かれて審査にあたり、349の賞が贈られました。(GoldやBronzeといったWorld Beer Cupの賞の並びは、ビールの主なコンクールにまとめています。)
Minoh Beer Stoutが選ばれたのは、ビアスタイル(ビールの様式)ごとに分かれた部門のうち、ドライスタウトの部門です。スタウトは、こんがりと焦がすまで焙煎した麦芽を使う黒いビールのこと。箕面ビールにとって、この部門での金賞は2016年以来でした。翌2026年の同じ大会でも、スタウトは同じ部門で銀賞に入りました。
受賞の発表は、YouTubeでライブ配信されました。箕面ビールも画面の前で見守っていました。そして、こう書いています。「受賞の様子をYoutubeライブで見ながら、『ギャー!!』です」。
酒屋から始まった、箕面のブルワリー
株式会社箕面ビールの設立は1996年10月17日。本社と工場は、大阪府箕面市牧落にあります。
始まりは、ビールではなく酒の小売でした。創業者の大下正司(おおした・まさじ)さんは、クラフトビールの世界に入るまで、箕面市の隣の吹田市で酒販店を営んでいました。「小さな酒販店からスタートし、売ることからはじまり、作る側へ」。箕面ビールの公式サイトは、その歩みをそう記しています。
箕面を選んだのは、正司さんでした。「自然と人が共存しながらおだやかな時間が流れる箕面市に魅了され」たのだと、娘でいまの代表の香緒里さんが会社情報のあいさつで振り返っています。醸造が始まったのは1997年です。箕面市には、滝と紅葉で知られる明治の森箕面国定公園があります。その自然のもとで、厳選した麦芽とホップを使い、非熱処理・無ろ過で酵母が生きたままのビールをつくる。それがこの醸造所の基本の形です。
「特別なビールではなく、毎日味わいたくなる」
創業者の大下正司さんが亡くなったのは、2012年12月15日でした。あとを継いだのが、香緒里さんです。正司さんは「根っからの仕事好きで、寝ても覚めても仕事」だった。追悼のページにある言葉です。命日にあたる12月15日には、いまも「GODFATHER」の名で追悼のビールが醸されています。
箕面ビールが掲げているのは「デイリービール」です。公式サイトには「特別なビールではなく、毎日味わいたくなるデイリーなローカルビールを目指して」とあります。あわせて「探求すること」「新しいことにチャレンジすること」をモットーに挙げ、経営理念は「ビールを醸して、人を醸す」。定番のビールのかたわらで、地元の柚子を使った「ゆずホ和イト」のような季節のビールも生まれています。
そして、World Beer Cup 2025で金賞に選ばれたスタウトも、銅賞のピルスナーも、通年でつくり続けている定番です。受賞を伝える記事で、箕面ビールはこう喜んでいます。「今年も受賞でき、しかも2種類の定番ビールが、ほんとに言葉にできないほど嬉しいです」。世界大会の最高位が贈られたのは、記念日のための限定醸造ではなく、いつもの一本でした。
どんな香りと味か
Minoh Beer Stoutについて、箕面ビールは公式オンラインストアで「コーヒーやビターチョコレートを思わせる焙煎モルトのフレーバー、滑らかでクリーミィな飲み口にこだわった飲み飽きないスタウト」と紹介しています。度数はアルコール5.5%、容量は330ml。「“黒”は少し苦手という方にもぜひお試しいただきたい」代表銘柄で、肉料理からスウィーツまで幅広く合わせられるとしています。
甘さが強く濃厚なスイートスタウトと、シャープで苦味の強いドライスタウト。取扱店のクラフトビアーズ(有限会社中屋)はスタウトをこう分けたうえで、箕面ビールのこれは後者のドライなタイプだと説明しています。それでいてチョコレートのようなアロマや、トロリとしたまろやかな風味が際立ち、スイートスタウトの甘さとドライスタウトのスムーズさを「いいとこどり」した一本だ。同店はそう見ています。
手に入れるには
気になった方は、まずつくり手である箕面ビールの公式サイトをのぞいてみてください。通年の定番ビールから季節限定のシーズナルビールまで、ラインナップが並んでいます。飲めるお店・買えるお店を探せるページもあります。
購入は、醸造所の公式オンラインストアから。賞味期限は製造年月日から120日、飲み頃温度は8〜12℃と案内されています。
箕面市牧落には直営店「WAREHOUSE」もあります。営業は11時から21時まで(日曜は20時まで)、木曜定休です。足を運ぶ前に、公式サイトで最新の案内を確かめてください。
似た一本
同じスタウトなら、茨城県那珂市の木内酒造がつくる常陸野ネストビール さくらスタウトも取り上げています。
自分にとってのちょうどよさは適酒とはで触れています。飲んだ夜のひとことを残しておきたくなったら、マイドリのアプリが記録とふりかえりを手伝います。
出典:箕面ビール 公式サイト ニュース「World Beer Cup2025 『スタウト』『ピルスナー』金銅受賞!!」(2025.05.03掲載/受賞者の発表が2025年5月2日〈日本時間〉に行われたこと・スタウトの金賞とピルスナーの銅賞・「受賞の様子をYoutubeライブで見ながら、『ギャー!!』です」・「今年も受賞でき、しかも2種類の定番ビールが、ほんとに言葉にできないほど嬉しいです」)、箕面ビール 公式サイト 受賞歴ページ(World Beer Cup 2025 Dry Stout部門 金賞・同2025 Bohemian-Style Pilsener部門 銅賞・2016年 Dry Stout部門 金賞・2026年 Dry Stout部門 銀賞・2012年 Fruit Wheat Beer部門 金賞〈ゆずホ和イト〉)、Brewers Association 公式 ビアスタイル・ガイドライン(部門の正式名称。アイルランド系エールのスタイル群に「Classic Irish-Style Dry Stout」が置かれていること。箕面ビールの公式受賞歴はこれを「Dry Stout部門」と略記しており、本文もそれに合わせて「ドライスタウトの部門」と表記しています)、箕面ビール 公式サイト 会社情報(商号〈株式会社 箕面ビール〉・設立〈1996年10月17日〉・代表者〈大下香緒里〉・本社および工場の所在地〈大阪府箕面市牧落〉・直営店 WAREHOUSE の営業時間と定休日・代表あいさつ〈「自然と人が共存しながらおだやかな時間が流れる箕面市に魅了され」た父がこの地を選び、1997年から醸造を開始したこと・「毎日のシーンに溶け込む『デイリービール』」・モットー「探求すること」「新しいことにチャレンジすること」・経営理念「ビールを醸して、人を醸す」〉)、箕面ビール 公式サイト 箕面ビールについて(「特別なビールではなく、毎日味わいたくなるデイリーなローカルビールを目指して」・厳選された麦芽とホップの使用・非熱処理で無ろ過・明治の森箕面国定公園の自然・定番ビールとシーズナルビールのラインナップ)、箕面ビール 公式サイト「マサジについて」(創業者・大下正司さんが2012年12月15日に他界したこと・「小さな酒販店からスタートし、売ることからはじまり、作る側へ」・「根っからの仕事好きで、寝ても覚めても仕事」・クラフトビール業界に参入するまで吹田市で酒販店を営んでいたこと・命日にあわせた追悼醸造「GODFATHER」・事業を継いだのが大下香緒里さんであること)、箕面ビール 公式オンラインストア STOUT 商品ページ(商品説明〈「コーヒーやビターチョコレートを思わせる焙煎モルトのフレーバー、滑らかでクリーミィな飲み口にこだわった飲み飽きないスタウト」・「"黒"は少し苦手という方にもぜひお試しいただきたい私たちの代表銘柄」・お肉料理からスウィーツまでのマリアージュ〉・内容量330ml・原材料〈麦芽、ホップ〉・アルコール度数5.5%・賞味期限〈製造年月日より120日〉・飲み頃温度8〜12℃)、箕面ビール 公式オンラインストア「WBC2026 銀賞受賞セット」商品ページ(World Beer Cup 2026でスタウトが銀賞を受賞したこと)、World Beer Cup 公式(worldbeercup.org)ニュース「Cheers to the Champions: 2025 Winners」(主催=Brewers Association・2025年の審査規模〈49か国1,761の造り手から8,375点の出品/37か国265人の審査員/7日間14回のセッション/349の賞〉・表彰式の会場がインディアナポリスのインディアナ・コンベンションセンターであること。同ニュースに発表日の記載はないため、日付は箕面ビール公式の記述〈日本時間2025年5月2日〉によります)、取扱店・クラフトビアーズ(有限会社中屋/神奈川県伊勢原市)オンラインショップ掲載の商品情報(スイートスタウトとドライスタウトの違い・箕面ビールのスタウトがドライなタイプであること・「チョコレートのようなアロマや、トロリとしたまろやかな風味」・「いいとこどり」の評)