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ご当地の銘酒 2026.07.18

京都ジン 輪廻 オールドトム・ミケ ― TWSC2025でジャパニーズジンの最高金賞に。1726年創業の老舗が、酒粕から生んだ和のジン。

京都市左京区、市内に残る最古の酒蔵として知られる松井酒造がつくるクラフトジン「京都ジン 輪廻 オールドトム・ミケ」。国内の蒸留酒品評会TWSC2025の洋酒部門で、ジャパニーズジンの最高金賞に選ばれました。日本酒を搾ったあとに残る酒粕をもう一度蒸留し、砂糖の代わりに和三盆で甘みを添えた、和菓子のような甘口のジンです。

京都市左京区吉田河原町に蔵を構える松井酒造。創業は享保11年(1726年)で、京都市内に現存する最古の酒蔵として知られます。2026年で創業300年を迎える老舗で、代表銘柄は日本酒「神蔵(かぐら)」。いまは15代目の松井治右衛門が蔵元杜氏として蔵を率い、自社の大文字(だいもんじ)蒸溜所でジンづくりにも取り組んでいます。その松井酒造が、日本酒づくりの副産物から生み出したのが、今回の主役「京都ジン 輪廻(りんね) オールドトム・ミケ」です。

TWSCで、ジャパニーズジンの最高金賞に

「京都ジン 輪廻 オールドトム・ミケ」は、国内の蒸留酒品評会TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2025の洋酒部門で、ジャパニーズジンの最高金賞に選ばれました。TWSCはTWSC実行委員会が主催し、ウイスキー文化研究所(東京)が運営する、銘柄を伏せたブラインドで審査する品評会です。ジンなどの洋酒は、下から銅賞・銀賞・金賞と積み上がり、その上に最高金賞、さらにカテゴリーごとの一番を選ぶBEST OF THE BESTが置かれます。(TWSCをはじめとするジンの品評会と賞の序列は、ジンの主なコンクールにまとめています。)

同じ2025年の洋酒部門では、東京・田園調布のBlue Rabbit Distilleryがつくる東京ドライジンが、ジャパニーズジンのBEST OF THE BESTに選ばれています。

酒粕から生まれる、京都のジン

輪廻の出発点は、日本酒づくりで出る酒粕です。日本酒はもろみを搾ってつくりますが、そのあとには酒粕が残ります。松井酒造は、この酒粕をもう一度蒸留してアルコール分を取り出し、ジンのベースになるスピリッツにしています。酒粕の香りがほのかに残るそのスピリッツに、ジンの基本であるジュニパーベリー(西洋ねずの実)に加えて、グレープフルーツや檸檬、京都・大原の紫蘇、胡麻といったボタニカル(香りづけに使う草木の実や皮)を合わせて仕上げます。「輪廻」という名前も、酒粕がめぐってジンへと姿を変える流れに重なります。

松井酒造は、醸造に使う電力のおよそ6割を蔵の太陽光発電でまかない、酒づくりで出る副産物も無駄にしない酒蔵です。酒粕を再蒸留したこのジンも、その延長線上にあります。

どんな香りと味か

「京都ジン 輪廻 オールドトム・ミケ」は、オールドトムと名のつくスタイルのジンです。オールドトムジンは、砂糖などで甘みを加えた甘口のジンのこと。松井酒造は、砂糖の代わりに和菓子で使う和三盆を選び、竹糖からつくる和三盆のきめ細かな結晶が、上品でクリーミーな甘さを生むと説明しています。度数はアルコール43度、容量は720ml、原材料はスピリッツと和三盆です。

蔵はこの一本を「ちょっと甘くて、ちょっと悪い。ちょうどいい」と紹介し、京都スタイルのオールドトムジンと呼んでいます。酒粕由来のスピリッツに大原の紫蘇や胡麻、柑橘の香りが重なり、和菓子から着想した甘さがまとまる。飲み方は、ストレートやオンザロック、水割り、ソーダ割り、カクテルまで幅広くすすめています。

手に入れるには

気になった方は、まずつくり手である松井酒造の公式サイトをのぞいてみてください。京都市内最古の酒蔵の歩みや、酒粕からジンを生み出す取り組みが伝わってきます。購入は、蔵の公式オンラインショップから。720mlの一本が並びます(購入ページは年齢確認のうえ進みます)。品切れになっていることがあります(在庫は各店の表示時点)。公式で見つからないときは、正規取扱店のオンラインショップ「こみや酒店」などでも扱われています。

受賞に惹かれて選ぶのもいいですし、京都という土地の食文化と、300年続く蔵の遊び心ごと味わうつもりで開けるのもいい。甘口のオールドトムなので、まずはストレートやロックで和三盆の甘さを確かめて、ソーダ割りやカクテルで軽やかに楽しむのもよさそうです。飲んだ感想をマイドリのアプリにひとこと残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。お酒との付き合い方そのものが気になったら、適酒とはものぞいてみてください。

京都ジン 輪廻 オールドトム・ミケ

松井酒造 ・ 720ml ・ 43度

出典:松井酒造 公式サイト・公式オンラインショップ/商品ページ(蔵の所在地〈京都市左京区吉田河原町〉・創業年〈享保11年=1726年〉・京都市内最古の酒蔵・代表銘柄〈神蔵〉・15代目松井治右衛門・大文字蒸溜所・酒粕を再蒸留したスピリッツ・ボタニカル〈ジュニパーベリー/グレープフルーツ/檸檬/大原の紫蘇/胡麻〉・オールドトム/和三盆/甘口の説明・アルコール43度・容量720ml・原材料〈スピリッツ・和三盆〉・飲み方)、京都市公式サイト「つむぐ、京都のこれからの1000年」掲載の松井酒造紹介(醸造用電力の約6割を太陽光発電でまかなう取り組み)、TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2025 洋酒部門(ジャパニーズジン 最高金賞/TWSC実行委員会主催・ウイスキー文化研究所運営・ブラインド審査・賞の序列〈銅賞/銀賞/金賞/最高金賞/BEST OF THE BEST=カテゴリーごとの一番〉・2025年洋酒部門のジャパニーズジンBEST OF THE BEST=Blue Rabbit Distillery「東京ドライジン」)、正規取扱店・こみや酒店オンラインショップ掲載の商品情報(正規品・アルコール43.0%・容量720ml・価格)

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