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ご当地の銘酒 2026.06.25

竹葉 純米大吟醸 百万石乃白。能登の米と水だけで醸す、IWC2年連続シルバーの一本。

石川県能登町の数馬酒造がつくる「竹葉(ちくは)」。その純米大吟醸 百万石乃白が、世界的な品評会IWCの純米大吟醸部門で2024年・2025年と2年続けてシルバーメダルを受けました。能登の米と水だけで、ここまで澄んだ酒ができるのかと思わせる一本です。

能登半島の先、石川県能登町に蔵を構える数馬酒造。創業は明治2年(1869年)で、もとは醤油づくりから始まった蔵です。いまは五代目の数馬嘉一郎さんが率い、奥能登を代表する地酒「竹葉」を醸しています。

IWCで、2年続けてのシルバーメダル

今回の主役「竹葉 純米大吟醸 百万石乃白40%」は、世界最大級の酒の品評会のひとつ、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の純米大吟醸部門で、2024年と2025年に続けてシルバーメダルを受けました。蔵自身も「2年連続」と紹介しています。(メダルやトロフィー、チャンピオン・サケといったIWCの賞の序列は、用語解説(日本酒編)にまとめています。)さかのぼると、Kura Master 2022の純米大吟醸酒部門で金賞、Japan Women’s SAKE Award 2023のフルーティー部門でも金賞を得ていて、評価は一度きりの偶然ではなさそうです。

能登の土地そのものでできた酒

この酒のいちばんの特徴は、能登の土地だけで仕立てられていることです。数馬酒造は2020年から酒米をすべて能登産に切り替えていて、この百万石乃白も、石川県生まれの酒米を能登産100%で使っています。仕込みに使うのは山あいから湧く超軟水。米を40%まで磨き、里山と里海に囲まれた蔵で醸されます。

味わいについて、蔵元は「蜂蜜やリンゴ飴のような甘い香り」と表現しています。フルーティー部門で金賞を受けているだけあって、香りの華やかさは折り紙つきでしょう。料理との相性に触れた声もあります。香港で活躍するシェフの長屋英章さんは、この一本が「海鮮系の料理の甘味と旨味に調和する」と評しています。能登の海の幸と合わせる姿が、自然と浮かんできます。

被災を越えて、いまも届けられている

能登町は、2024年元日の能登半島地震で大きな被害を受けた土地です。数馬酒造も被災しましたが、その年の春には酒造りを再開し、再建を進めながら酒を届け続けています。

手に入れるには

気になった方は、まず数馬酒造の公式サイトをのぞいてみてください。720ml・税込5,500円の一本です。人気のため、公式オンラインショップでも品切れになっていることがあります(在庫は蔵公式の表示時点)。すぐには手に入らないこともありますが、入荷を待つ時間もまた、この酒を楽しむ一部かもしれません。

受賞歴に惹かれて選ぶのもいいですし、能登という土地ごと味わうつもりで開けるのもいい。どんな一杯でも、自分にとってちょうどよく楽しめれば、それがいちばんです。飲んだ感想をマイドリのアプリにひとこと残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。お酒との付き合い方そのものが気になったら、適酒とはものぞいてみてください。

竹葉

数馬酒造 ・ 720ml

出典:数馬酒造「竹葉」公式サイト・公式オンラインショップ(受賞歴・商品情報・価格・仕込み水・沿革)、Kura Master 公式データベース、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024・2025 SAKE部門、数馬酒造 復興レポート(能登半島地震に関する記述)、取扱店ページ掲載のテイスティングコメント

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