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ご当地の銘酒 2026.07.19

イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッド リミテッドエディション ― WWA2025で世界最高に。秩父の蒸溜所が積み重ねてきたブレンデッドの頂点。

埼玉県秩父市のベンチャーウイスキーがつくる「イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッド ウイスキー リミテッドエディション」。ウイスキー専門の国際品評会 World Whiskies Awards(WWA)2025で、数量限定リリースのブレンデッド部門の世界一「World's Best Blended Limited Release」に選ばれました。過去にも同じ部門で何度も頂点に立ってきた一本です。

埼玉県秩父(ちちぶ)市みどりが丘に蒸溜所を構えるベンチャーウイスキー。創業者の肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏は、羽生(はにゅう)蒸溜所の創始者の孫にあたります。会社の創業は2004年(平成16年)。秩父蒸溜所は2007年に設立され、2008年2月に稼働を始めました。ここでつくられるウイスキーは「イチローズモルト」と呼ばれ、世界のウイスキーファンに知られています。今回の主役は、そのシリーズのひとつ「イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッド ウイスキー リミテッドエディション(Ichiro’s Malt & Grain World Blended Whisky Limited Edition)」です。以降は「イチローズモルト&グレーン」と呼びます。

WWAで、ブレンデッド限定リリースの世界一に

イチローズモルト&グレーンは、ウイスキー専門の国際品評会 World Whiskies Awards(WWA)2025で、「World’s Best Blended Limited Release」に選ばれました。これは、数量をしぼって出される限定リリースのブレンデッドウイスキーのなかで選ばれる、世界一の一本という意味です。WWAはイギリスの専門誌『Whisky Magazine』が主催し、各国の予選を勝ち抜いた銘柄がロンドンの決勝でカテゴリーごとに競います。世界の産地が並ぶこの部門で、秩父の一本が頂点に立ちました。(WWAがどんな品評会か、「World’s Best」がどの段階の評価にあたるかは、用語解説(ウイスキー編)にまとめています。)

しかも、これは一度きりの受賞ではありません。イチローズモルト&グレーンは、同じ「World’s Best Blended Limited Release」の部門で、2018年・2019年・2020年・2021年・2023年にも選ばれてきました。2025年で通算6回目にあたります。世界の頂点に何度も返り咲いてきた、いわば常連です。

秩父の小さな蒸溜所から

肥土氏がウイスキーづくりを始めた背景には、羽生蒸溜所の流れがあります。祖父が興したその蒸溜所の系譜を継ぐかたちで、肥土氏は2004年にベンチャーウイスキーを立ち上げました。

秩父蒸溜所は、大きな設備で一気につくる工場とは違います。小さなミル、マッシュタン、そしてミズナラ製の発酵槽を備え、蒸留にはスコットランド・フォーサイス社製のポットスチルを使います。ミズナラは日本のウイスキーづくりで珍重される木で、その発酵槽を使う蔵は多くありません。ハンドクラフト(手づくり)にこだわり、人の手で細やかにつくり込むのが、この蒸溜所の姿勢です。

イチローズモルト&グレーンは、その名のとおりモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。秩父で熟成させた個性豊かな原酒を組み合わせて仕上げた一本、というのが正規取扱店の説明です。

どんな香りと味か

イチローズモルト&グレーンについて、WWAの審査講評は「香りの開き方が見事だ」として、はちみつの蝋(ろう)やレーズン、コーヒーを思わせる香りを挙げています。口当たりはクリーンで、熟成を重ねたことによる茸(きのこ)や落ち葉、白檀(びゃくだん)のニュアンス、そして長く続く豊かな風味がある、と評しています。

正規取扱店の商品説明では、熟したプラムのまろやかな酸味と、それを包む軽やかな綿菓子のような甘みが描かれています。熟成を重ねたグレーン原酒の心地よい樽香にのって、その味わいが口の中でいつまでも続くといいます。冷却濾過をしないノンチルフィルター、色を足さないナチュラルカラーで仕上げられていることも、取扱店の説明にあります。度数はアルコール48度、容量は700mlです(正規取扱店の表記)。

手に入れるには

気になった方は、まず秩父蒸溜所とイチローズモルトのことを知るところから始めるのがよさそうです。秩父蒸溜所は一般向けのオンラインショップを持たず、限定生産のため簡単には入手できません。それでも、正規の取扱店(特約店)のオンラインショップで扱われることがあります。人気が高く、品切れになっていることもあります(在庫は各店の表示時点)。

受賞歴に惹かれて選ぶのもいいですし、秩父という土地と、小さな蒸溜所が手づくりで積み重ねてきた時間をまるごと味わうつもりで開けるのもいい。飲んだ感想をマイドリのアプリにひとこと残しておくと、次の一本を選ぶときの手がかりになります。お酒との付き合い方そのものが気になったら、適酒とはものぞいてみてください。

イチローズモルト&グレーン

ベンチャーウイスキー ・ 700ml ・ 48度

※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。価格・在庫はリンク先サイトでご確認ください。

出典:WHISKY Magazine Japan〈whiskymag.jp〉秩父蒸溜所紹介ページ(所在地〈埼玉県秩父市みどりが丘49〉・ベンチャーウイスキー創業年〈2004年〉・秩父蒸溜所の設立〈2007年〉と稼働開始〈2008年2月〉・肥土伊知郎氏が羽生蒸溜所創始者の孫であること・設備〈ミズナラ製発酵槽・スコットランド フォーサイス社製ポットスチル・ハンドクラフトでの生産〉)、World Whiskies Awards(WWA)公式 2025年 受賞ページ(ベンチャーウイスキー「イチローズモルト&グレーン」の World's Best Blended Limited Release 受賞・過去の同部門受賞年〈2018・2019・2020・2021・2023〉・審査講評/主催者〈Whisky Magazine〉・各国予選からロンドン決勝への構成は用語解説〈ウイスキー編〉に基づく)、正規取扱店のオンラインショップ掲載の商品説明(モルト&グレーン原酒のブレンド・味わいの描写・ノンチルフィルター・ナチュラルカラー・アルコール48度・容量700ml)

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